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2S25 スプルート-SD 125mm対戦車自走砲(露:)は、ロシア連邦の対戦車自走砲である。BMD-3の車体を延長して車輪を増加し、新たに設計された砲塔を搭載した拡大型の派生車両で、本車もパラシュートによる空中投下が可能である。 "スプルート"()は、ロシア語で「蛸」の意であるが、"海の魔物"(クラーケン)の意味もあり、本車の場合はこちらのニュアンスが強いと思われる。 == 概要 == 2S25は、1990年代初めに開発が開始され、設計と開発作業はエカテリンブルクの第9砲兵工場で行われた。当初はIl-76 キャンディッド輸送機から搭乗員を乗せたまま投下することを目的とした空挺軍向けの装備であったが、水上浮航能力を標準で備えていることもあり、PT-76に替わる軽戦車として、また、2S1および2S9自走砲に替わる上陸作戦時の対戦車・火力支援用に海軍歩兵(ソ連・ロシアの海軍陸戦隊)部隊での運用も検討されていた。 ロシア連邦軍では2015年までに58両を導入する予定であったが、2010年4月9日、ロシア国防省国防次官であるウラジーミル・ポポフキン上級大将は、2S25についてオブイェークト195(T-95)・BMD-4などと共に調達計画を断念する、と発表した。 これは後に修正され、2012年1月25日、海軍歩兵向けに2S9自走砲の更新として、2S25を今年までに10両配備する方針が発表された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「2S25スプルート-SD 125mm対戦車自走砲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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